トーチソング

方向音痴 車に轢かれ

8月4日(木) さわらぬ神にたたりなし!

 漫画のレビューします。

 6月30日、御免なさい先生の単行本が8年ぶりに発売されました。
 『だから神様、ボクにしか見えないちいさな恋人をください。』
 タイトルから分かるとおり、○リばっかりのエロ漫画です。

 こちらがamazonのリンクなんですが、
https://www.amazon.co.jp/dp/4860848551

 消されてますね……
 こういうのに厳しいんです、amazonメロンブックスとらのあなで買えばいいと思うよ。
メロンブックスhttps://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=166825&adult_view=1
とらのあなhttp://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/12/57/040030125773.html

 さて、御免なさい先生の新刊、通称「ボク恋。」ですが(なんか甘酸っぱいラブコメみたい)、その中で一番ちんぽに響いた作品の紹介・レビューをしたいと思います。

 それが「さわらぬ神(○リ)にたたりなし!」。

 神と書いて、○リと読む。
 安直な感じがしなくもないけど、読むとしっかり「神=○リ」の構図が出来上がってるんですね。

 話のあらすじは、ロリコンの童貞青年・神谷が、道で偶然出会った少女・華歩ちゃんとえっちをします。どうしてそうなったのか。華歩ちゃんは、○学校でクラスメイトに「大学生の彼氏がいる」と見栄を張ってしまったのです。証拠を見せろと言われた華歩ちゃんは、神谷との行為を携帯で撮影することで、クラスメイトを見返してやろうと考えたわけです。

 まず、神谷と華歩ちゃんの出会いについて話しましょう。
 突然ですが、ラピュタってご存知ですか?スタジオジブリの『天空の城ラピュタ』です。
ラピュタ」の物語は、主人公・パズーが、天空から降ってきた少女・シータを受け止めるところから始まります。
f:id:euauo:20160804023038j:plain

 少年(童貞)にとって、女性は外部の存在です。炭鉱で日銭を稼ぐパズーの日常は、ホモソーシャルにどっぷりです。ある日突然、天空という外部から少女が降ってきて、それを受け止めることで、彼の物語は始まるのです。そして少年は、少女とともに大人になります。うーん、マンダム。なんてマッチョな構図だ。

 この構図は、週刊少年ジャンプのラブコメでも見られます。
 『いちご100%』は、冴えない少年・真中の上に、謎のいちごパンツの美少女が降って来て物語が始まります。
f:id:euauo:20160804024000j:plain
 そろそろ最終回を迎える『ニセコイ』も、転校生の千棘が主人公の楽に、塀の上から膝蹴りを喰らわせたのが、二人のファーストコンタクトです。
f:id:euauo:20160804024448j:plain

 ジブリ映画を観て、ジャンプを愛読した僕にとって、この構図はたまらなくツボなんです。多くの人がそうでしょう。
 しかし現実では、少女が空から降ってくることなんてありません。万が一降ってきたとしても、怪我やら何やらで、コイニハッテンシテ・・・なんてことはないでしょう。
 じゃあ我々はどうすればいいのか。


f:id:euauo:20160804024819j:plain
 これが正解。
 僕たちが地べたを這えばいいわけです。

 そうすればほら、
f:id:euauo:20160804025218j:plain
 目の前には新たな世界が。

 かくして、ボーイ・ミーツ・ガールがなされたわけです。神々しいまでの純白とともに、天から降臨した少女。これはもう……神ですね。神と書いて、○リと読む。
 そうして、前述の経緯で、彼らは初えっちに挑むわけです。強引に精液飲ませちゃったり、うっかり挿入しちゃったり、ついつい中出ししちゃったけど、二人はラブラブ。ハッピーエンドです。
f:id:euauo:20160804030210p:plain
 よかった……本当によかった……(↑3コマの寄せ集め)

 ボーイ・ミーツ・ガール、ここにあり。
 
 私的なことを言えば、中高6年間を男子校で過ごした自分にとって、同年代の女子って、感覚ではいまだに小4~6なんですよ。それこそ華歩ちゃんぐらいが同年代という感覚が、どうしてもぬぐえない。そんな女の子が天から降ってきて自分と結ばれるなんて、ちんぽに響かないわけがない。

 そんな訳で、とてもいい作品でした。なんだか救われた気分になりました。
 御免なさい先生の、この「御免なさい」という名は生まれてきたことへの懺悔であり、彼は、決して○リとは結ばれない今世を苦しみながら生きているエロ漫画家です(ちなみに作品には「親不孝」という言葉がよく登場するらしい。つらいね)。
 「ボク恋。」収録の「脱出!ちびっ娘専用車両」の見開きを見れば、その○リへの執念が窺えます。
f:id:euauo:20160804031654p:plain
耳無し芳一みたいになってる。

 ビジネス○リコン漫画家とは一線を画す、描かずには生きていけない、そういった苦悩が作品から滲み出ているのです。8年のブランクも、精神的な問題が原因だとか。
 そんな真摯な作品に触れると、なんだか作者まで愛おしくなってきます。僕が美少女だったら、きっと御免なさい先生を捨ておくなんてことはしないでしょう。しかし、悲しいかな、僕は薄汚い男子大学生なので、単行本を買い、ひたすら息子を扱くほかありません。只管自慰。
 来世はきっと、いいことあるよね。そんな気持ちになりました。

 なんでこんなレビューしたかというと、一つには、(おそらく)童貞の高校同期が、処女厨やーめた、みたいなこと言っていたのを見て、「やめようと思ってやめられるもんじゃねぇだろ」と思ったというのがあります。それがレビューに……うまく反映されてませんね。まあいいや。